はじめまして。ナカジマと申します。
タイトルの話を説明するために、初めに私の置かれている身の上の話を少しさせてください。
人間関係の悩みは本当に私のやりたいことなのか
私は、とある外資系企業で複数の部署を束ねる管理職を務めているサラリーマンです。この役職の特性上、現場で必要とされる業務の知識も大切なのですが、どうしても業務の大半は組織内で次々に起こり、変わっていく人間関係の問題を見つけて解決するということになります。考えの異なる人間が多く集まるわけですから、不平不満が溢れることは日常茶飯事。管理職になって2年以上経つわけですが、これが管理職の仕事だなと思いながら一心不乱に取り組んでいながら、気づいたことがあります。これが、「私のやりたかった仕事」なのかと。
今の若手たちに広がる我慢しない「働き方」
管理職をしていると、「あの人が全く仕事をしないので辞めます」とか、「上司の言動に耐えられないので辞めます」といった声が聞こえてくることがあります。現在管理職である年齢層の多くは、「もう少し頑張ってみたらどうだ?」「耐えてみたら、新しい未来が見えてくるぞ」といった考えを持つことが多く、私も不満に思うことがあっても頑張ってみたら、意外となんとかなったり、後から考えてみると大したことがなかったなーという経験がありますし、終身雇用のために我慢してきたという方も多いのではないかと思います。
そもそもこういった若手が辞めていくともったいないなーと考えていましたし、そんなことでは転職先でも同じことが起きた時にどうするんだろうと思っていました。人間関係の悩みが皆無で、給料や待遇に完璧に満足した会社は一時的には存在するものの、変化とともにそうではなくなっていくものだと考えているからでした。
若手の転職によって、問われる自身の将来
私はこの人間関係の悩みに「一生付き合っていくつもり」なのか、と自問自答することになりました。どの会社に行っても人間関係の悩みに付きまとわれるのであれば、それに一生付き合っていくということを認めているということになると感じました。
正直な気持ちとしては、「できればそんなことはしたくないな」と思いました。同時に「今の給料や待遇は捨てるリスク」を負えるわけでもないなと思いました。家は建てて間もない、子供は3人になり、現在の給料レベルの生活をしてしまっている自分からは抜け出せる自信がありませんでした。
この永遠の課題から抜け出すには…
ループから抜け出すにはどうしたら良いか考えてみました。
(対内的)人間関係に対処しなくて良いようになるには、本当に気の合う人だけで会社を運営し続けるか、1人で会社を運営し続けるか
気の合う人という定義は、仕事を数年間レベルで共にした結果、そう思える人にしなければ、リスクは最小化できない
起業した会社の給料が、本業の給料を超えるようになり、本業の会社に依存しないようにし、精神的負担を回避していく
起業する内容は、自分自身が「したいこと」「面白いと思うこと」「あったらいいなと思うこと」とし、稼ぐことに比重をかけすぎないようにする
以上を現在の仕事を続けながら実現する → 複業をする
『したい』ことをする複業ビジネスへの挑戦
長くなりましたが、これらのことを実現するためには、知識も経験も浅いわけですので、簡単には行かないと考えています。しかしながら、今挑戦しなければ、この未来を実現することもできません。こうしたほうがいいよねとか、ああいう風になったらいいのにとか、言う人はたくさんいますが、それを本当に変えようと実行に移す人は非常に少ないと常日頃から思っています。誰もがそうしたほうが良いと思っていることをやるだけなのにも関わらず、実行する人はほとんどいません。逆に、本当に実行する人からすれば、やることが明確になっているわけです。
全てが成功するわけではないですし、思いがけない要因があったりして失敗することもあります。でもやっぱり私は、今からそういう未来を追いかけていきたいので、少しずつでもやれることを始めていきたいと思います。これが私が複業ビジネスを始める理由です。